2016年09月29日
キリスト教の葬儀の流れとマナー
日本での葬儀は仏式が主であり、仏式の流れには慣れている方も多くいらっしゃいますが、キリスト教の葬儀に参列する際、予めどのような流れかを知っておくと安心です。キリスト教にはカトリック、プロテスタントという2派がありますが、どちらとも教会で主に行われます。流れが少し異なり、カトリックの場合は、故人の永遠の命の為の祈り、聖書朗読、神父の説教、聖歌斉唱、パンと葡萄酒の奉納(信者の方のみです)という流れであり、プロテスタントの場合は、故人ではなく、神への感謝の祈り、聖書朗読、牧師の説教、讃美歌斉唱となります。どちらとも、告別式では献花を行います。共通するマナーとして、まずキリスト教では、人の死は永遠の命の始まりと考えられているので、お悔やみの言葉は言わない様にしましょう。葬儀の際の聖歌(カトリック)、讃美歌(プロテスタント)の斉唱、祈りの一部を皆で唱えるなど、参加をしなくてはならないものもあり、聞いているだけでも問題はありませんが、事前に紙が配られるので、周りに合わせて小声でも良いので、出来るだけ参加するのが望ましいです。香典の表書きは「御花料」であり、「御ミサ料」というものは、カトリックでしか使用できないので注意が必要です。訃報の連絡を受けキリスト教式と聞いたら、カトリックかプロテスタントかの確認をしておくと安心です。
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