2019年12月10日
宗派ごとの決まりに沿い行うお焼香のマナー
お葬式の基本知識として知っておきたい一つが、大人でも意外と戸惑うことのあるお焼香のマナーです。それぞれの宗派によりお焼香の考えも異なりますが、基本を押さえておくことは無駄にはなりません。抹香は手のひら全体で掴まずに、使うのは右手の人差し指に中指と親指の3本だけです。
一度に大量を掴む必要は無く、少量の抹香を3ほんの指でつまみ、そこから自分の目の前の高さに持ち上げます。その後に香炉の中へ戻しますが、指をこすりつつ落とすようにして、宗派の作法に従い1回から3回ほど落とすことです。
椅子席の会場が増えた現代では立礼焼香が一般的ですが、お寺など畳の上に座って行う座礼焼香もあります。床に座り行う焼香として、回し焼香の場合もあるので、そのシーンに応じて行うのが基本です。主流の椅子席では一般的に立礼焼香であり、自分の順番が来たら祭壇へと進み焼香を行います。
席が椅子なので畳とは異なり、足がしびれて立てない心配もありません。祭壇前では遺族の方を向いて一礼を行い、さらに一歩前で祭壇と遺族に一礼をします。抹香を指でつまみますが、宗派の作法に従うことです。回数も宗派の決まりに剃って抹香を香炉へ落として、遺影へ合掌をして一礼をし、3歩下がり遺族に一礼をしたら、静かに自分の席へ戻ります。
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