2020年12月18日
出棺から火葬場までの作法を知ろう
葬儀では、祭壇の生花を遺体の周囲に添えながら最後の対面をします。ここが、故人の顔を見られる最後になります。続いて、遺族や近親者で棺の蓋を閉め、『釘打の儀』を行います。頭のほうから足のほうへと、小石を使って1人2回ずつ、トントンと軽く釘を打つのがしきたりですが、実際は、葬儀社が用意してくれた金槌を使うなど簡略化されています。
霊柩車に棺を運ぶ場合、関東では遺体の足のほうから、関西では頭のほうを先にして霊柩車に運ぶ習慣があります。霊柩車に棺を運び終えると、遺族は霊柩車を見送ってくれる会葬者の前に並んで、代表者が謝意を述べ、火葬場に向けて出発します。
ちなみに、こうした作法に関しては、業者側が教えてくれる場合もありますが、基本的に質問されてからアドバイスなり、サポートをするため、躊躇せずに知らないなら教えてもらいましょう。例えば、霊柩車や遺族が乗るハイヤーの運転手には、心付けを渡すようにします。
金額は地域などによって違うので、葬儀社のスタッフに聞きましょう。目安としては、運転手には2000円?3000円といったところです。火葬場に着いたら、係員によってかまどの前に安置されます。僧侶の最後の読経とともに全員で焼香します。
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