2021年06月09日
お焼香のマナーを学んでおきましょう
葬儀のマナーを学ぶときは、服装や身だしなみに関するマナーだけではなく、お焼香のマナーも学んでおけば葬儀に参列したときに慌てる心配がありません。お焼香のやり方は、右手の親指と人差し指、中指で抹香をつまんで目の高さくらいまで持ち上げ、指をこすりながら静かに香炉に落とすのが基本です。
これを一回から三回行うのが一般的です。また、焼香には、立礼焼香の他にも、座礼焼香、回し焼香という三つの種類があります。どの形で行われるのかは葬儀が行われる場所や規模、様式によって異なります。たとえば、椅子席の斎場で葬儀を行う場合は、立礼焼香が行われることが多いです。
自分に順番が回ってきたら祭壇に進んで遺族に一礼し、焼香台の手前まで歩いていき、遺族と祭壇を見て一礼します。正しく焼香を行ったら、遺影に向かって合掌してから一礼し、遺影のほうを向いたままの状態で二歩ほど下がり、遺族に一礼してから席に戻りましょう。
また、座礼焼香は、畳が敷かれた斎場で行われます。基本的には立礼焼香と同様ですが、立つときは真っすぐ立たないことと、移動するときは腰を落とし、正座をして焼香することが大切です。そして、回し焼香は、狭い斎場で行われることが多いです。
焼香炉を受け取ったら自分の前に置いて、焼香が終わったら隣の人に回すのが基本です。それぞれのやり方とお焼香のマナーを頭に入れていれば急な訃報にも慌てることなく、落ち着いて対応できます。
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