三村の知って得する葬儀AtoZ

2017年10月15日

故人との静かな別れの時間を大切にする家族葬

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生活の多様化が進んでいるせいか、近年、現役で働く若い世代の人が亡くなっても遺族が形式ばった一般葬を行わないケースが増えています。また、一般葬を行わないどころか、職場の同僚にも参列してもらわない家族葬が珍しくない時代になっています。

こうした家族葬が増えている背景には生前、本人が職場の上司や同僚との付き合いが殆どなかったと話していた言葉を遺族が意識している他に経済的な費用負担を抑えたい気持ちも含まれているようです。不透明な景気の先行き見通しや余裕のない生活等を反映して、周囲に迷惑をかけず、通夜と告別式を簡略化しようとする気持ちの強い遺族の増えている世相が表れています。

そこで、葬祭業者が多様化している社会の要望に対して次々と新しい葬式プランを編み出していますが、明朗会計を謳い文句にして安い費用で済ませられる多彩な家族葬を用意しています。家族葬であれば、自分たちで時間配分を決めて葬儀を執り行っている最中、業者は多くの従業員を配置する必要がなく、予定時間まで遺族側の行動を静かに見守ることになっています。

遺族側が故人との別れを大切にして、自分たちの意向で時間を融通できるので、最近、新しい葬儀スタイルとして遺族に人気が高まっているようです。近年、日常生活における親子や親族間の付き合いでも深刻な希薄化が進んでいるケースが増えているせいか、費用負担軽減等を考え併せて、葬儀を身内だけでこぢんまりと行う家族葬が遺族の人気を博して増えています。

業者側でも遺族のこの要望に呼応する家族葬パックを用意しています。