三村の知って得する葬儀AtoZ

2017年12月31日

時宗の葬儀のマナーを知っておこう

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

時宗はじしゅうと読み、この宗派は浄土教の一宗派であり、ご本尊は阿弥陀如来(あみだにょらい)となっています。南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)と唱えれば、誰でも救われるということがこの宗派の教えです。総本山は神奈川県にあるお寺で、およそ700年前に一遍上人が開きました。

ところで、盆踊りの起源がこの宗派に関係するということをご存知の人も、意外と少ないのではないでしょうか。この宗派はもともと念仏宗と呼ばれていて、鉢をたたきながら南無阿弥陀仏ととなえて、念仏を唱えながら踊ることを主体とした念仏踊りへと変化しました。

よって、盆踊りの起源であるとも言われているというわけです。そしてさらに、この念仏踊りというものは、先祖を供養するためのお盆と結びついて、盆踊りとなったということが言われているようです。一遍上人が鎌倉時代の中期に全国へ念仏を広めたのですが、仏教的な意味よりも民族の芸能として重要視されていたという記述があります。それでは、この宗派の葬儀のマナーに関してあらかじめしっかりと知っておきましょう。時宗における葬儀は非常に珍しいということが言えますが、もしものときのために恥をかかなくて済むように、知っておいて損は無いと言えます。時宗の葬儀では、焼香の回数は1回から3回です。左手に数珠をかけておき、香は軽く額にいただくように香炉にくべましょう。もしも焼香の回数に迷ったときには、僧侶に確認すると良いでしょう。